2013年8月7日水曜日

同姓同名の取り違え事故はしょっちゅうあるけどキラキラネームで取り違えなんて聞いたことないで

「キラキラネームは止めて。患者取り違えの危険性が増す」-。静岡県内の小児救急で活躍する男性医師が、先月30日に短文投稿サイト「ツイッター」でつぶやいた発言が議論を呼んでいる。「キラキラネーム」などと呼ばれる一般の読み方と違った読み方をする漢字を使った名前の子供が最近増えているため、急いで患者のIDを作成しないといけない救急医療の現場で、IDの作成間違いなどの弊害が出る恐れがあることを訴えたもので、小児科医療の現場に一石を投じることになりそうだ。
http://sankei.jp.msn.com/life/news/130806/bdy13080611180005-n1.htm 
まじめに聞く気にならんというのが印象な話なんやけど、こんな話に感心する産經新聞の記者は頭わいとるとしか言いようが無いわー。

「IDの作成間違い」が起こるって、なんで?ID って名前に依存するの?せえへんやろ、っていうか、同姓同名の患者取り違えを避けるためにID付与して患者管理するのに、名前に依存させたらおかしいやろ?

そもそも患者取り違え事故は、同姓同名という理由で具体的に発生しているけど、珍名が故に発生するという話が実際にあるのかね?有名な横浜市立大学病院での取り違え事故は、名前が似ている患者を取り違えることで発生してるでー。

名前の読みが一致する患者は予想以上に多いことが、横浜市立大学医学部付属市民総合医療センターの調査でわかった。
重大事故につながりかねない患者の取り違えを防ぐには、フルネームでの確認だけでなく、二重三重の防止策が必要としている。
同センターの長谷川修・安全管理指導者らが調べ、同市医師会報の昨年12月号に発表した。
00年3月からの1年間に同センター(720床)で受診した患者は6万466人。このうち、姓名とも読みが一致する人がほか
に一人でもいる患者は1万784人、約6人に1人に上った。
4245種類の姓名が該当し、最も多いのは「すずきよしこ」さんで19人、次いで「すずきけいこ」さんの16人。
同音者が4人以上いる姓名は、490種類あった。
さらに漢字まで同じ人がいた患者も約6%の3845人(1692種類の姓名)。最多は「鈴木和子」さんの12人で、「佐藤幸子」
「鈴木幸子」さんも11人ずついた。
同センターは昨春から、姓名が同音の患者が同時に入院した時は(1)カルテにシールを張る(2)同姓同名者ファイルを作り各部署
に配布(3)診察券やネームバンドに印を付ける(4)患者にも伝えて気をつけてもらう、などの対策をとった。実際、月に2回ほど
同音の患者の入院があるという。
長谷川さんは、「都会でこれなら、同じ姓の人が多い地方では危険はもっと大きいのでは」と注意を呼びかけてい る。(22:06)
http://news.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1010069756/ 

どう考えてもありふれた名前の方が患者取り違え事故に遭遇する可能性は高いとしか言いようが無かろう。

実際に具体的にどんなインシデントがあったのか、それが同姓同名の危険性と比較して具体的にどれだけ高いのか、定量的な話でしてくれなきゃとても納得でけへんね。キラキラネームが嫌いって言う偏見の言い訳でしかないやろ。

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「普遍性」という概念が理解できない

https://twitter.com/nikosugi/status/1273808151398060033?s=21 偉そうに。さして知的鍛錬もしなさそうなのに何様のつもりだ。